「ストレッチで痩せられる!」と思っている方は多いかと思います。
ストレッチはなんとなく、ダイエットには良さそうなイメージがありますよね。
しかし実際は、「ストレッチだけでは痩せられない」のです。
では、ダイエットとストレッチにはどのような関係性があるのでしょうか?
そこで今回は、ダイエットとストレッチについてお話いたします。
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目次
「ストレッチをすると可動域が大きくなり、消費カロリが増えるのでダイエットになる」という間違い
ストレッチをすると、体の可動域が大きくなるので、消費カロリ―が増えるのでダイエットになる、という話を聞いたことがありますでしょうか。
これは間違いなのです。
確かに、継続的にストレッチを行うことで、関節の可動域は広がります。
しかし、関節の可動域が広くなったからといって、消費カロリが増えたり基礎代謝が増えることはありません。
「ストレッチをすれば血流が良くなり、基礎代謝があがるのでダイエットできる」という間違い
「ストレッチをすると血流が良くなるので、基礎代謝があがる、そうするとダイエットになる」そういったことが言われていますが、これも間違いです。
確かにストレッチをすると血流がよくなるので、筋温は少し上がります。
筋温があがることで、確かに消費カロリが増えるのですが、基礎代謝があがるわけではありません。
そして、ストレッチのわずかな消費カロリではダイエット効果は感じられないのです。
大人になって基礎代謝を上げるのは、筋トレや有酸素運動を行い、筋肉量を増やすしかないのです。
ですので「ストレッチをする=基礎代謝があがる」という考えは間違いなのです。
「ストレッチをすると睡眠の質が良くなり、成長ホルモンが分泌されるのでダイエットできる」という間違い
寝る前にストレッチをすると、睡眠の質が良くなるので成長ホルモンが多く分泌されるので、ダイエット効果がある、ということも間違いなのです。
確かにストレッチを行うと、自律神経の副交感神経というものが活発になるので、体がリラックスし、眠りにつきやすくなりますし、眠りが深くなったりします。
確かに、睡眠中に成長ホルモンが分泌されるとその作用として、脂肪を分解して筋肉を合成するので、多少なりともダイエットに効果的だと言えるでしょう。
ですがこれは、ストレッチの効果ではなく、睡眠の効果なのです。
こう考えると、ストレッチは関節的に関わってきますが、これを取り上げ「ダイエットに効果的!」とは非常に言いにくいことがあるでしょう。
ストレッチだけでは、成長ホルモンは分泌されないのです。
まとめ
ストレッチだけではダイエット効果が少ないことをご理解いただけましたでしょうか?
基本的には、ストレッチだけでダイエットすることはできないのです。
楽して理想の体を手に入れることは不可能なのです。
ですが、ストレッチが悪いというわけではありません。
ストレッチをすることで、筋肉のバランスを整え、姿勢が良くなったり、副交感神経が優位になったりします。
その他にもストレッチは筋肉をほぐしてくれますので、筋肉痛や、筋肉の張りが軽減されます。
体の不調はストレッチで改善されるということも多いのですよ。
このようにストレッチは、良い効果をたくさんもたらしてくれますので、筋トレや食事改善といっしょに取り組むことをおすすめします。
今、ダイエットを行われていらっしゃる方は、ぜひ積極的にストレッチを取り入れてみてください。
よりダイエット効果を実感することができますよ。
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