「護王神社」という京都御所の西側、烏丸通に沿いに鎮座する神社をご紹介します。
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和気清麻呂公(わけのきよまろこう)をお祀りされているこの神社は「いのしし神社」とも呼ばれ崇敬者により境内の霊猪像(狛いのしし)が奉納されています。
特に今年は亥年ということもあり、足腰の守護神であるこの神社へ行って将来、歳をとってもしっかり自分の足で歩けるようにとお願いしてきました。
まず、京都御所から烏丸通を挟んだところに表門があり、そこから神社へ入る。
やはり、すぐに目に飛び込んできたのは「猪」である。
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目次
幸運の霊猪 : 鼻をなでると幸せに
入ってすぐ右手に霊猪手水舎があり、お清めの水ですね!
猪像の口元から水が出ていて、鼻をなでると幸せが訪れると言われているそうですよ。
境内のあちらこちらに「猪像」があり、参拝順路の看板があったのでその通りに足を進めた。
足萎難儀回復の碑
拝殿で一礼して右の通路へ進むと地面に大きな足の形が彫られた石があります。
靴を脱いでその足の形に掘られた石の上に立ち拝む。
足腰の病気やけがの回復のために碑をさすったりして祈願するそうです。
その後
中門で拝む。ここが御本殿に向かってメインの祈願するところです。
「願かけ猪」と「座立亥串」
御本殿前に招魂樹(おがたまのき)があり根本には、願かけ猪の石像と周りには座立亥串(くらたていぐし)という、願かけの串(自分の名前と願い事を書いた紙札)がたくさん刺し立ててありました。
飛翔親子猪
中門の左横(南側)に祈願殿があり、さらに進むと樹齢300年の桂の木の根株を、チェーンソーアートによって彫刻された
「翼の生えた神猪が子猪を守る姿」が表現されています。
その両端に「昇り神猪と降り神猪」の木の彫刻が展示されています。
写真の木彫りの「なで猪」はツルツルして手触りもよく癒されます(^^♪
いのししコレクション
社務所の前に、たくさんの猪の置物が展示されていました。
一つ一つ見ているだけでも楽しくなりますよ!
そして、お守りを買って、休憩所があったので中に入ると大きな瓢箪が所狭しとぶら下がっていました。
また天井から猪の標本が飾られています。
和気清麻呂公(わけのきよまろこう)の像とさざれ石
拝殿の右の方(北側)へ進むと喜多門があります。
国歌「君が代」に詠まれる「さざれ石」があって、まさに大きな巌です。
その前に和気清麻呂公像があったので手を合わせました。
護王神社
京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385(京都御所蛤御門前)
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交通
電車・バスの場合
- 地下鉄烏丸線 - 丸太町駅下車 北へ徒歩7分
- 市バス51系統 - 烏丸下長者町停下車すぐ
車の場合
- 烏丸丸太町交差点より北へ3つ目の信号手前左側
- 最寄り駅 - 地下鉄烏丸線 丸太町駅
- 最寄りバス停 - 市バス烏丸下長者町
駐車場
神社北側に縦列駐車で5台ほど止める事ができます。(無料)
喜多門から車で入ると5台ほどの駐車スペースがあります。(無料)
また、案内ではすぐ前の京都御所の駐車場が広くて止めやすいです。(ゲート有り)
- お問い合わせ
電話. 075-441-5458(午前9時〜午後5時)
足腰の守護神
奈良時代の末、当時の実力者・弓削道鏡が偽のご神託によって、天皇の位を我が物にしようとした事件が起こりました。清麻呂公は真のご神託を奉じてこれを阻止しましたが、道鏡によって足の腱を切られた上に九州の山奥に流刑となりました。九州へ下る途中に道鏡の刺客が襲いかかるなど、険しい途次でしたが、突然山の中から現れた300頭ものいのししが清麻呂公を守って道案内しました。
その後、清麻呂公が悩んでおられた足萎え(あしなえ)は不思議と治り、公は立って歩くことができるようになったと伝えられています。この故事により、護王神社は足腰の守護神として広く崇敬されています。
出典:護王神社ホームぺージ
まとめ
それほど広い敷地の神社ではありませんが、充実したひと時をおくることができ、心が清まった気分になる神社ですね!
そして、猪の丈夫な足を想像しながら、自身の足腰がいつまでも丈夫でいられることを祈願できる場所です。
また、亥年の人は特にお参りに行かれてはいかがでしょう!
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